ランタンジェネレーター用コイル巻きツールの作り方

ランタンのジェネレーターをケロシン化するためのコイルを巻く道具の作り方を紹介します

ランタンのジェネレーターをケロシン化するためのコイル

ランタンのケロシン化にはジェネレーターの改造が必要です。
同じサイズのケロシン用ジェネレーターを購入して交換するのが一般的ですが、中のコイル状のパーツを銅線を巻いたコイルに交換するだけでケロシン化できる場合が多くありました。

上が元のパーツでニードルを通してあるのがケロシン化用に巻いたコイルです

例としてコールマン200シリーズ3台のジェネレーターを銅線を巻いたコイルを使ってケロシン化し、13時間程度のテストをした結果1台のみ1~2時間後に間歇的に赤い炎を吹くという症状が現れましたが残り2台は順調な燃焼を続けていました。

不具合のあった1台はその後燃料キャップのパッキン破損による圧漏れが原因と判明しました。よってケロシン化ジェネレーターは3つとも正常に動作しています。

ジェネレーター内のパーツを元に戻せばガソリン仕様のジェネレータに戻るのでケロシン化を試みる際にケロシン用ジェネレーターを購入する前にガソリン用ジェネレーターを改造して様子を見るのも良いのではないでしょうか。

コイル巻きツールの作り方

材料

コイル巻きツールの材料は木の棒と芯になるしっかりとした針金です。
ここではダイソーで見つけた麺棒とステンレスの串を使います。

作り方

1.麺棒を持ちやすい長さにカットして3㎜程度のドリルで穴をあけます。

写真のステンレス串は穴の位置をわかりやすくするために差し込んでいます。
穴の一つは丸棒の中心を通るように開け、もう一つは少し浅く斜めに開けます。

2.心棒用にステンレス串を曲げます。

写真のような形に曲げます、ダイソーのステンレス串はあまり硬くないので万力が無くてもペンチが2つあれば簡単に曲げることができます。
ステンレス串先端のとがった部分はケガをしないようにヤスリで丸めておくと良いでしょう。

使い方

1.中心を通る穴にステンレス串で作った心棒を差し込みコイルの材料となる針金を心棒にひっかけます。

針金を引っ掛ける時にコイルを巻いたときに外れない向きにしておきます。

2.木の棒を持つ手で針金を軽く押さえながら心棒を回してコイルを巻きます。

コイルを密に巻くときは心棒を木の棒に押し付けるようにしながら巻きます。

3.必要な長さを巻いたらペンチで針金を切ってコイルを取り出します。

このツールで巻いたランタン用ガストーチのパーツ

ランタンの穴に差し込んで使える火口が細くて柔らかい火のガストーチを作るときにもこのコイル巻きを使ってパーツを作りました。
巻いたコイルを銅パイプの先に差し込むと丁度良い炎になります。