Amazonで「ケロシンランタンには燃料添加剤ワコーズF-1が効く」というレビューを見かけて本当に効果があるのだろうかということが気になってテストしてみることにしました。
主成分のPEA(ポリエーテルアミン)がカーボンを溶かして汚れを取るということらしいです。
ジェネレーター内部に付着したカーボンが不具合の主原因になるので理屈の上では効果がありそうですが果たしてこれがケロシンランタンのメンテナンス回数を減らすことが出来るものだろうか?
実際に買ったのはこちら、ワコーズF-1と同じ成分で日産へのOEM品らしいです。
同じ成分で値段が安ければこっちの方が良いと思うのだけれどもペストセラーは上の製品です。
比較対象の素材としてケロシン化したコールマン200シリーズを使いました。
左がコールマン200 CANADA 、右がコールマン200A です。
使用前の状態です、右のコールマン200Aの燃料タンクを満タン(500cc)にしF-ZERO 5㏄を追加しました。
燃料タンクが空になるまで約7時間点灯したあとの状態が下の写真です。
どちらかというとF-ZEROを添加した右の方が明らかにカーボンの汚れが酷いように見えます。
気になるのは右のコイルがカーボンの汚れで妙にべとついていたことです。
単に消火時の条件で右のジェネレーターに燃料が残っていただけかも知れませんが添加剤がカーボンを溶かした結果のような気もします。
いずれにしてもカーボンが溶けて気化した灯油と一緒の排出されてきれいになるという効果はなさそうです。
せっかくなのでもうしばらく様子を見て効果が無ければ残りは本来の用途通りに車の燃料タンクに入れることにします(^^♪