「記事:朝鮮半島統一は日本の利益に」から文大統領の政策を考える

「朝鮮半島統一は日本の利益に、日米韓の議論深めよ」 という2015年11月2日の記事を読んで色々と考えさせられることがありました。
 この記事は 世界潮流を読む 岡崎研究所論評集 などという大層なタイトルがついていますがあちこちの報道をもっともらしい言葉でまとめているだけであまり興味を惹かれる内容ではありません。
 ただ、最近韓国メディアの記事に時々現れる「楽観的朝鮮半島統一論」と「統一朝鮮半島に日本が資金的援助するのが当然」といった意味不明な論調が、この記事が引用している米国シンクタンクの ブルース・クリングナー上級研究員の論説から来ていると考えたら面白いのではないかと閃き、この記事をネタに保守派爺の仮説を披露してみることにしました。

記事の内容

米国シンクタンクのヘリテージ財団のブルース・クリングナー上級研究員が、9月28日付の同財団のサイトで、朝鮮半島統一のプロセスに日本を関与させることが重要である、と述べています。

 すなわち、朝鮮半島の南北分断で、日本は、北朝鮮の核の脅威に備えるための軍事支出、拉致問題という莫大な機会費用を払っており、南北統一は日本の利益である。

(中略)
 日本は南北統一で積極的な役割を果たす立場にはないが、統一に先立つ軍事作戦での在日米軍基地の果たすべき役割、統一後の広範な経済支援に関し、日本の重要性は過小評価されるべきでない。
 南北統一には巨額の費がかかるが、日本は重要な資金の提供者となりうる。
出 典:Bruce Klingner ‘Allies Should Include Japan in Korean Unification Plans’
(Heritage, September 28, 2015)
http://www.heritage.org/research/reports/2015/09/allies-should-include-japan-in-korean-unification-plans

(中略)

 次に統一に際しての日本の資金協力の問題があります。統一国家は、1965年の日本の対韓経済協力を念頭に、日本に対し北の経済開発に関し、多額の資金協力を求めてくるでしょうし、日本も基本的には協力すべきです。金額は交渉されることになりますが、協力の方法については、統一国家が、無償は言うに及ばず、円借款に関しても日本の基準に合わない(援助受け入れ国の状態を卒業している)ことが予想され、いかなる形の資金協力が可能かを検討する必要があります。
 朝鮮半島の南北統一問題は、日本と東アジアの安全保障に重要な影響を与えるもので、日本も当然大きな関心を持ちます。日本は統一問題で積極的な役割を果たす立場にはありませんが、統一問題が現実味を帯びてくる段階で、統一のプロセスでの軍事紛争への懸念、統一後の核の廃棄の必要性、などにつき見解を述べるとともに、統一に際ししかるべき経済協力をする用意がある旨を明らかにすべきでしょう。

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5543?page=2

この記事の元ネタとなったヘリテージ財団は米国政府の政策決定に大きな影響力を持つシンクタンクだそうです。
  クリングナー上級研究員 のこの論説の影響があってオバマ大統領が救いようの無い韓国と日本の仲をとりもとうとして慰安婦合意を押し付けたのかもしれません、全く迷惑な話です。

南北統一は日本の利益である 冗談でしょ

クリングナー上級研究員が基本的に間違っているのは「韓国がまともな国である。」との仮定に基づいて論説を書いている点です。
 かくいう私も民主党が政権を獲りマスゴミの化けの皮が剥がれるまでは、世の中に韓国民のような理解しがたい精神構造を持つ民族がいることには気がつきませんでしたから 遠く離れた米国のクリングナー氏が見当違いの論説を発表したのも無理からぬことだとは思います。
 僅か三年の間に日韓情勢は激変し、今や南北朝鮮は関わったら負けで日本は出来るだけ距離を置くことが国家としての長期的利益だという現実が日本国民大多数の常識になりました。

南北統一を簡単に考えすぎている点で特亜情勢に対する見識不足

もうひとつの問題は、米軍をバックにした南朝鮮の軍事作戦で簡単に朝鮮半島統一が簡単に実現できると考えていることです。
 朝鮮戦争とそれ以後の朝鮮半島の歴史を注意深く調べれば朝鮮人が民主主義には不向きで大人しく団結することが苦手な民族であることは判るはずですから、洞察力に欠けると言っていいと思います。

韓国人にとって都合の良いこの論説が北朝鮮政策に影響?

これは米国政府の政策決定に大きな影響力を持つシンクタンク ヘリテージ財団のブルース・クリングナー上級研究員の論説です。
 権威がある人が書いて、しかも文大統領が最高にホルホル出来る内容です。
 権威に弱い韓国人にとってのどから手が出そうな論説ではないでしょうか。
 経済政策で失敗が見えていても机上の空論にしがみつく文大統領ですから、朝鮮半島統一のシナリオとしてこの論説を金科玉条のごとく妄信している可能性はありそうな気がしますが、はて。

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