金正恩を南侵へ追い込むトランプ大統領

米朝首脳会談が決裂し金正恩は失意を抱えて列車で北朝鮮への帰路についています。第一回目の米朝首脳会談でトランプ大統領と互角に渡り合って核保有国への道を開いたと思い込んでいた金正恩(+大多数のメディア)の面子をトランプ大統領がしたたかな交渉術で叩き潰した結果となりました。

これまであらゆる手を使って自らを神格化することに腐心してきた金正恩にとって今回の失敗は耐え難いものであり、二度とトランプ大統領を相手に首脳会談を行う勇気はないと思われます。

トランプ大統領が明言したように米国は北朝鮮に対する経済制裁の手を緩める事はありません。一方、クーデターを恐れて短期間でも北朝鮮を留守にすることをためらうと言われる金正恩が片道4日に近い時間を費やしてハノイの首脳会談に臨んだ理由は経済制裁が続けば北朝鮮の人民が致命的な状況に陥りひいては金正恩自身の立場が危うくなる時期が差し迫っているからです。

そのような状況で朝鮮人が何より大切にする面子を潰され、経済制裁解除の手がかりさえ得られず帰途についた金正恩には韓国への南侵という道しか残されていないように見えます。

南侵による朝鮮半島統一が悲願の金正恩

韓国への南侵による武力統一半島は金正恩が追い込まれて自暴自棄で起こす行動ではなく金日成から3代にわたる金一族の長年の悲願であり、金正恩も北朝鮮の最高司令官になった翌年の2012年8月に南侵を含む新作戦計画を承認し、それ以降戦争の準備を着々と進めています。
金正恩、「7日戦争」作戦計画を作成(中央日報)

具体的な作戦計画は韓国への武力侵攻のみで邪魔な在韓米軍を韓国から追い出すことが出来さえすれば米国に直接戦争をしかける内容は含まれていません。その事実が意味することは核兵器を手にするのも韓国を武力で押さえつけて朝鮮半島を統一することが真の目的であることが見えてきます。

韓国人は従北の文大統領が北朝鮮のために北朝鮮防衛ラインを着々と潰しているのを「北朝鮮の核と南朝鮮の経済で日本を超える国になれる。」と、お花畑思考で歓迎し 、北朝鮮により虐殺される自らの運命に気が付いていません。まさに滅亡に向かって突進するレミングの群れです。

北朝鮮を堂々と叩ける機会を待ち受けるトランプ大統領

北朝鮮が交渉に応じて核廃棄に同意してくれるのならばトランプ大統領にとってもベストのシナリオでしょうが堂々と韓国への侵攻作戦を立てて戦闘訓練を行っている北朝鮮が大人しく核廃棄に応じることはあり得ません。米国も北朝鮮にこれまで何度も煮え湯を飲まされて来た経験から北朝鮮が核を隠して交渉に臨むことなど想定済みです。

これまで何度も軍事オプションを使って北朝鮮の核を潰すことを真剣に考えたことがある米国は韓国に被害が及ぶ可能性を考えてギリギリの線で思いとどまってきました。

しかし文大統領が北朝鮮側に立ち米国を裏切り続け、日韓関係も破綻した現状では韓国の被害を気にする必要がなくなりました。お花畑メディアは人道的配慮の観点から「韓国への被害が予想されるから米軍は北朝鮮を空爆できない。」と主張していますが、米軍はこれまで中東に対してためらうことなく軍事介入を行って来ました。

韓国が実質的に敵に回った現状では韓国の味方の振りをしながら北朝鮮を韓国への軍事行動に追い込み、トランプ大統領は北朝鮮の南侵を金正恩を叩き潰す絶好の機会として待ち受けていると考えるのは自然な流れです。そう考えるならば金正恩が二度と首脳会談に臨む気を起こさなくなるほど手厳しく扱い、続いて韓国には「北朝鮮の非核化のため。」との甘言で長年続いてきた米韓の軍事演習を中止することで文大統領がボロボロにした38度線の防衛ラインに大きな風穴を開けた真の意図が見えてきます。

参考:「北朝鮮は間違いなく敗北するが、朝鮮半島の大半が壊滅する」アメリカ VS 北朝鮮 ‼︎ 軍事衝突の際のシナリオがこれだ‼︎

これから暫くは新月の日に注意する必要あり

北朝鮮の諜報戦が成功して文大統領が誕生し、金正恩の思惑通り韓国の防衛線は穴だらけとなり、日米は韓国を見限ることになりましたが韓国内の情勢を見ると文大統領の足元も危うくなってきています。金正恩としては北朝鮮国内で高まる不満を抑えるためと文大統領の影響力が消えないうちの南侵という二つの理由で韓国への軍事行動を急ぐ気になっている筈です。

以前、北朝鮮が米軍の空爆を恐れて新月の闇夜を警戒しているという話がありましたが北朝鮮が南侵するにしても新月の日を狙う可能性が高いことから3月6,7日と4月の5,6日とこれから数か月の新月の日に何かが起きるかもしれません。

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