[内容]コールマンのワンマントルガソリンランタン286A をケロシン化しました
|286Aをケロシン化することにしました
キャンプに行く機会も殆どなくキャンプ道具弄りばかりに精を出している脳内キャンパーの私にとってガソリンの取り扱いはリスクが高く保存にも気をつかうので、液体燃料をケロシンに統一することにしました。
第一弾としてMSRのGKIIのノズルを交換しケロシン化(というか元からケロシン対応)しましたが、あまり綺麗な炎にならず煤が多いのでGKIIは記念品としてしまい込むことになりました。
第二弾として昔買ったコールマンの286Aをケロシン化してみました。
|ケロシン化に必要なこと
Google先生に聞きながら色々調べたところ最低限次の2つをやればケロシン化出来るそうです。
1.バルブの下についているプラスチックの筒の穴を2mmに拡大する。
2.プレヒート用のカップを取り付ける。
他にジェネレータの交換が必要という意見もありましたがとりあえず上の2つだけでトライすることにしましたー結果はジェネレータ無しで大丈夫みたいです。
使用時間が長くなるとジェネレータの交換が必要になるのかも知れませんが脳内キャンパーの私の場合その機会は訪れそうにありません。
|286Aを分解する
まず上の天板のうえのネジを外し、マントル下のアルミプレートを押さえているクリップを太いアルミパイプから外してアルミプレートを取り外します。
ここまでは工具無しで簡単に出来ます。
次にジェネレータの根元のネジをモンキーレンチで外してジェネレータを一度上に持ち上げてから下に引き抜きます。
ジェネレータの中に入っているスプリングと先に細い針金のついたニードルも取り出してみました。
スプリングの根元には紙かセラミックかよくわからない材質で出来た筒が嵌めてありました、この筒はジェネレータの下部から伝わる熱を防ぐためのものでしょうか。
他の人の分解写真ではこの筒をみたことがないので製造時期によってあったり無かったりするのかもしれません。
(注意)スプリングとニードルを引き抜いたら注意して元にもどしましょう。私は不注意でニードルの先の針金を曲げてしまい再分解する羽目になりました。
次に下についている幅の狭いナットを緩めて外します。
これで上の部分を取り外すことが出来ます。
つぎに文字の書いてあるアルミの円筒を外すためにつまみのネジをプラスドライバー(小)で外します。
これでバルブアッシーを取り外す準備が出来ました。
家にはバイスがないのでシャコマンでバルブを挟んで回すことにしましたがシャコマンとポンプのノブが干渉して結構苦労しました。
終わった後で気が付いたことですがテーブルの角でやれば良かった(笑)
取り外したバルブアッシーです、先っぽの小さい穴を1.5㎜に拡げるべしとの事です。
穴の開いているパーツの材質はプラスチックなのでダイソーで売っているドリルのついたドライバみたいなもの(何ていう名前なんでしょう)で簡単に拡がります。
切子が中に入るのが心配なので切子を取り除きながら慎重にやりました。
後はバルブアッシーをタンクにねじ込んで締め付けます、本当はねじ込む部分にシール剤を塗布べきとのことですがそんなものは無いのでそのまま締め付けました。
ちょっと心配なのでポンピングして加圧した状態で根元に石鹸水を塗って漏れがないことを確認しました(OKでした)
ジェネレータを元に戻すときに写真の部分をきちんと嵌めておかなければなりません。
私はこの時にちょっと手間取ってニードルを出し入れしてしまって先端の細い針金を曲げてしまったのかなと思います。
ジェネレータを戻すときは本体を横に寝かせて慎重にやった方が良いかもしれません。
写真にはケロシン化のために購入したカップ(201-5101)が写っています。
コールマンパーツショップでスペーサ付きプレヒートカップを購入しました、スペーサはカップの高さに切ったステンレスパイプみたいなものですがスペーサがあるとカップのぐらつきが無くなるのでグッドです。
元通りに組み上げて試運転をしました。アルコールを買うのを忘れていたのでプレヒートカップにダイソーのジェルタイプバーベキュー用着火剤を入れて火をつけ、充分熱くなった頃を見計らってバルブON-パチパチ、見事輝き始めました。
一時間ほど試しましたが安定して燃焼しマントルは明るく輝いていてくれました。
下に見えているのは最近手に入れた放射温度計を使ってみたくてタンクの温度を測っているところです。
ちなみに笠の温度はこんな感じです、あたりまえですが触ればやけどしますよね。