キャンドル風ガスランタン

[内容]アマゾンで品薄との評判を見たことがあるキャンドル風ガスランタンをaliexpressで見つけて注文していたのが届きました

|(更新)気温が下がるとガラス筒での調整範囲を外れます

秋らしさが増して朝晩は寒いと感じる季節になりました。

ガラス筒で炎の大きさを変える範囲を調整したBRS-55を点火してみるとガラス筒を左に一杯回して最大の位置にしても頼りない炎にしかなりません。
気温が20℃を割ったくらいでこの状態だと冬になれば殆ど火が付かなくなってしまうと思われます。
取説にガラス筒を回して炎の大きさを調整する絵が描いてあったので苦心して調整範囲を変えましたが、届いた時のガラス筒を回しても炎の大きさが変わらず横に出ているレバーだけで調整する状態が正解だったのかもしれません。

このランタンの設計者は「ガラスの筒を回して炎の調整、ガスを出すレバー、と役割を分ければ点火時に炎の調整無しで前の状態になるしかっこいいんじゃないか。俺って天才」という感じでデザインしたような気がしますが思いっきりアイデア倒れになってます。

それでも愛着が湧き、ついつい火をつけたくなってしまうランタンです。

|(新着)amazonにここで紹介したBRS-55が出品されていました

私が探した時にはaliexpressにしか無かったはずですが今見るとamazonにprime商品で出品されていました。
2,099円なので今ならamazonで買ったと思います。

|キャンドル風ガスランタン スノーピークノクターン

このガスランタンは最初アマゾンで見かけて「欲しいな」と思ったものの価格(3,220円)が高すぎるために注文に至らなかったものです。
その後アリババでメーカー違いの17ドルで出品されている同じような商品を見つけておまけに、丁度欲しかったOD缶用の器具をCB缶で使うためのアダプターがおまけについていたものですから思わずポチってしまいました。

以下はアリババに注文していたスノーピークのガスキャンドルライト ノクターンに似たガスランタンBRS-55に関するレポートです。
価格はおまけのガス変換アダプタ付きで送料込み17ドルなので円換算で2,000円弱でした。

|アリババに注文していたガスランタンが届きました

こんな感じのパッケージで届きます、アマゾンが発送する商品と違って商品の箱をプチプチで巻いて封筒に入れてあるだけです。
箱が凹んでいなければラッキーと思わなければなりません。

商品の箱は意外にきれいなままでした、ロシア等の購入者がレポートしている写真を見ると箱が見事に潰れていることがままありますが日本国内の配達を受け持つ日本郵便の扱いが丁寧だということなのでしょう。

結構しっかりしたケースに入っていました。ケースの中にはガラスが割れないように支えるスポンジも入っています。

金属部も綺麗な仕上がりでした。取説は英文のものもなく中国語だけですが使い方は見ればわかるので問題ありません。

|おまけのガス変換アダプタ

これがおまけのCB缶への変換アダプタです、こちらもおまけにしては綺麗な仕上げでした。

裏面はこんな感じです。

アダプタをつけるとこんな感じになります。

|CB缶で点灯テスト

変換アダプタを使ってCB缶に取り付けて点灯するとちゃんと灯が付きました

|OD缶で点灯テスト

OD缶に取り付けた状態です、ガス圧の違いで炎の大きさが違っていてガラス筒を回して調整できる範囲がガス缶によってかなり影響を受けてしまいます。
おそらく気温による影響も大きいのではないでしょうか。

|点火と明るさ調整の方法(動画)

このランタンは横のレバーを回してガスを出し、筒を回して炎の大きさを変えるという独特な構造をしています。
届いた状態では明るさの調整範囲が微妙で使うガスが変わると炎が大きく出来なかったりするので分解して調整が必要でした、分解調整の仕方については後で説明します。

取扱説明の写真では次のように下の点火口から火をつけるようになっていて、点火のために斜めの切り欠きが設けてあります。
ん?上の動画では上から点火していますね。

|下の点火口から火をつけるのは難しい

しかあ~し、説明書通りに下の点火口から火をつけるのは上から火をつけるより難しく、なおかつ流行の風に強いターボライターでは火がつかないのです。
実は最初に説明書通りに下から、手元にあったライターで火をつけようとしても全く火がつきませんでした。
それもそのはず、手元にあったいくつかのライターはターボライターばかりで赤い大きな炎が上がる昔ながらのライターがなかったのです。
ターボライターは風に強いので屋外で使いやすいし、釣りの仕掛けを作るときにラインの端をあぶって溶かすにもターボライターのピンポイントの炎でなければ使えないのでターボライターばかり買うようになっています。

下の写真で左から4つが最初に火をつけようとして使ったライターです、
右から2番目のライターはその後見つけた赤い炎がでる古いタイプのライターです。

「真ん中のジッポーは古いタイプのライターじゃないか。」
と思ったあなた、なかなか鋭いですね。
しかしこのジッポーはアマゾンで最近買ったジッポーのケースにフィットするターボライターユニットを入れたもので、これもターボライターなのです。

|BRS-55に色んなライターで火をつけてみる(動画)

動画を見ると判りますがターボライターで下から火をつけようとしても点火しませんが上からならば簡単に火をつけることができます。

このように上からならば圧電素子の火花でも点火することが出来ます。
サバイバル用の火打石(棒)ならばもっと簡単に火をつけることが出来るでしょう。

何故下から点火する難しい火の付け方を推奨しているのかよくわかりません。もしかすると上から点火した時に一瞬ボッと音がするほどガスが燃え上がるのを嫌っているのかもしれません。
しかし、下から点火するために切り欠きを設けることでこの形のガスランタンは風に弱いという大きな欠点が生じています。切り欠きの方向から風が吹くと簡単に炎が吹き消されてしまうのです。
アマゾンのレビューを見ても多くの人が「風に弱い」という点を欠点として指摘しています。

|風に強くするちょっとした工夫

ターボライターしか使いたくないし、簡単だから「私は上から火をつける」ということであればちょっとした工夫で風に弱いという欠点を改善することが出来ます。
アルミテープで点火口の穴を塞いでしまうだけで少々の風では火が消えることがなくなります。

上から見たらこんな感じです、点火口側の穴をアルミテープで塞ぎます。

|分解して炎の調整範囲を変える

アリババで買ったガスランタンはガラス筒を回しての炎調整が出来ませんでした、常に最大の状態になっていて横のレバーを回して炎の大きさを変えることしかできなかったのです。
それでも使えないことはありませんが、微妙な調整が難しいし何だか悔しいので分解して調整することでガラス筒を回して調整が出来るようになりました。

ガラス筒で炎の調整が出来ないのは中華製BRS-55だけのことかと思っていたら、スノーピークのノクターンに関するレビューにも同様のトラブルが何件も報告されていました。
さすがにノクターンでは一応出荷時調整はされているでしょうが使うガスの違い(OD缶、CB缶、パワータイプ、ノーマルタイプ)による影響でうまく調整が出来ないのではないかと思います。
ですからノクターンのユーザーにとっても分解調整方法の知識は有用です。

|分解方法

最初にガラスの筒を取り外します、
しっかりとはまっているのでゆっくりとねじりながら取り外すのがコツです。

次に2.5㎜の六角レンチで回り止めのピンを外します。

|炎の調整範囲を調べる

この状態でガス缶に装着して点火し、横のレバーは完全に開いておいて筒のベースを左右に回して炎の調整範囲が最適なところを探します。

回り止めピンが入る切り欠きは大小2つありますが大きい方の切り欠きにピンを入れます。最適な範囲が見つかって回り止めピンをねじ込んでそのまま使えればこれで調整は終了です。

殆どの場合そのままではガラス筒ベースと回り止めピンの位置関係はうまく合わないのでベースをいったん取り外す必要があります。

ベースを手でつかんでノズルの上部を7㎜のスパナかモンキーレンチで取り外します。この時、炎を見ながらの調整がずれないようにベースを回転させないように気をつけて下さい。

下の写真が分解した状態です

後は回転ベースの向きを考えながらノズルのベースに差し込み、ノズルをしっかり締めて回り止めのピンをねじ込めば完了です。
ガラス筒を嵌め込む前にガス缶に取り付けて炎の確認をしておいたほうが良いでしょう。

最後にガラス筒を嵌め込むのが難しく、Oリングがはみ出さないように何回も回しながら少しづつ押し込んでいく必要があります。

|アリババで買っても大丈夫なの?

知人にアリババで注文したものを見せたら「アリババで注文して大丈夫?」といった反応がありました。

アリババはアマゾンと異なり出品全てがマーケットプレイス扱いで、アマゾンと同じようにアリババが商品の受け取りまでを保証するという形を取っています。
ただし保証のシステムが異なっています。
アマゾンでは出品者への支払いは購入が成立した時点で速やかに決済されるのですがアリババでは購入者が商品を受け取りOKを出した場合か商品の出荷から60日経過しても購入者から何もクレームが無い場合に決済されます。
このように出品者には厳しくなっていますが、その代わりユーザーはアマゾンに出品している中華製のマーケットプレイス商品と同じ感覚で購入できるようになっています。
同じ商品でもアリババよりもアマゾンへ出されているものの方が安かったりするので「何でもアリババの方が安い」と思い込んでいたりすると失敗することもありますが、国内では無い面白い商品を見つけることが出来るのがアリババの魅力です。

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