中国に舐められる韓国、日本を恐れる中国

早読み深読み朝鮮半島で読み解く日中関係

早読み深読み朝鮮半島鈴置 高史氏が日経ビジネスオンラインに連載していたコラムで朝鮮半島情勢を読み解き中国の動きを学ぶためにとても役立ちます。
 2012年7月は 野田内閣 の民主党政権末期で韓国の大統領は李明博でした。
 日本にも韓国にもあれから色々な出来事がありましたが当時を振り返りながら早読み深読み朝鮮半島の過去記事を読むと新たな発見があります。

韓国は舐め切っているが日本には慎重に立ち向かう中国

 2012年7月の記事で興味深かったのは中国の日本と韓国に対する認識の差です。
 中国は韓国のことを完全に舐め切っていて「脅せば思い通りになる。」と考えています。
 一方日本に対しては「下手に刺激するとまずいことになるかもしれない。」という認識があり慎重に対応しているとのことです。
 中国人は日本人と戦ったこともありますし太平洋戦争で勝ち目のない戦いと知りながら神風特攻までやって果敢に米国に挑んだ日本の歴史を知っていますから、日本人の堪忍袋の緒が切れるようなことをすると面倒なことになると認識しているのでしょう。

 中国は相手国に言うことをきかせるためなら、大人げない嫌がらせを堂々とする国だ。日本へのレアアース輸出禁止もそうだし、今も南シナ海で領有権を争うフィリピンのバナナの検疫を強化し、輸入を事実上禁止している。中国にとってへ理屈をつけての韓国製品の輸入禁止など朝飯前だろう。

 興味深いのは、中国は日本に対しては「韓国と軍事協定を結ぶな」と言わないことだ。それは日本人を怒らせ「中国がやめろというなら絶対にやる」との合意が生まれると読んだためと思われる。裏返せば、韓国人は脅せば効果があると考えているのだ。

早読み深読み朝鮮半島2012年7月10日

朝鮮戦争で韓国軍をカモにしていた中国軍

中国は朝鮮戦争で韓国軍と闘ったことがあります。
 米国のリッジウェイ将軍は回顧録に韓国軍は弱く、逃げ続け、米軍を激怒させたと記しています。

 奮戦する韓国軍、兵士たちが一歩も引かずに死んでいく-。朝鮮戦争(1950~53年)を描く韓国映画では、こうした場面が繰り返される。だが、史実と違う。韓国軍は弱く、逃げ続け、米軍を激怒させた。 中国軍は攻勢の際、常に韓国軍を攻め、それを崩壊させて横にいる米軍を包囲した。韓国軍は大量の米軍装備を放棄して逃げ、それを中国軍は使った。リッジウェイ将軍は「米軍が米軍の装備で殺害された」と怒った。
 ところが、当時の李承晩(イ・スンマン)韓国大統領はメンツのため、韓国軍が前線に立つことを望み、訓練をほとんど受けていない部隊を前線に投入し続けた。

弱すぎた韓国軍、米軍は激怒「韓国軍は頻繁に逃げ出した」

今の韓国人は韓国映画のように韓国軍は勇猛果敢であると信じて疑わないのでしょうが実際に戦争が始まった時に自分自身も勇敢に戦えるのでしょうか。
 史実では大統領自ら尻尾を巻いて逃げ回っていたのですが、国連軍に奪還して貰ったソウルに戻ってからは自国の人に勇猛果敢に立ち向かい虐殺しています。
 ベトナム戦争のライダイハンと同じパターンです。
 もし朝鮮半島に戦乱が起こった時に今度こそ「強い相手からは逃げ惑うが武器を持たない相手にはめっぽう強い韓国人」 の汚名を挽回できるのでしょうか?
 朝鮮人同士が実際に武器を持って戦わなければならない時が来る可能性も高まっています。

中国は共産主義国家だから堂々と他国に対する嫌がらせが出来る

 中国が相手国に言うことをきかせるためなら、大人げない嫌がらせを堂々と出来るのは中国が共産主義国という名の独裁国家だからです。
 言論の自由が保証されている日本ではそうはいきません。そのようなことをすれば反日マスゴミや野党に政権攻撃の口実を与えて政権運営が暗礁に乗り上げてしまうからです。
 外交で国際法に則って振る舞い、軍事による紛争解決も大義名分のある行動をしなければならないのは民主主義国家の義務です。
 大統領の権限が強い米国でも中国のような無法な行動は取れないため軍事介入する場合は大義名分を捏造してでもとりあえず西欧諸国の合意を得た形にするための努力はしています。

米国が本気で中国に対峙することになった理由

 中国は国内の治安維持に軍事費を超える費用をかけて苦労しているかわりに外交では民主主義国家より有利なポジションで戦える訳です。
 これが「中国が民主化する可能性はない」と見切りをつけた米国が中国だけをターゲットにして冷戦を再開した理由のひとつではないかと思います。

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